2022年10月06日

No.14 救急科 山内素直先生インタビュー

今回のインタビューは、友愛医療センター救急科指導医の山内素直先生です。
当院は救急専門プログラムの基幹施設ではありませんが、連携施設として救急科専攻医を毎年受入ており、専攻医育成に取り組んでいます。山内先生は救急の現場での指導はもちろんのこと、学会発表指導にも熱心に取り組んでいます。

山内先生ご自身が救急医を志した理由は?

中学生の頃にアメリカの医療ドラマ「ER」にハマり、単純にカッコいいなぁと憧れたのがきっかけです。一分一秒を争う現場で、刻々と患者さんの容態が変わっていく中、自分の知識やスキル、判断力で患者さんを救えるような医師になりたいと思いました。

友愛医療センター救急科研修の魅力を教えてください。

友愛ERは一次から三次まで幅広く救急患者を受け入れています。風邪や捻挫などの軽症な疾患や、誤嚥性肺炎、心不全などの高齢者救急でよく遭遇する疾患はもちろん、敗血症、循環器系疾患、脳血管障害、CPA、重症外傷などの超急性期の重症症例もたくさん経験することができます。また、ドクターカーによるプレホスピタル活動にも力を入れていますので、希望があればドクターカーに同乗しての現場活動も経験できます。臨床以外にも、学会発表や専門誌への原稿執筆などの学術活動、他施設参加の合同カンファレンスなどにも力を入れていますので、多岐に渡る研修が送れるのが魅力だと思います。

若手医師を指導していく上で大切にしていることはありますか?

若い先生方には、基本的には自由にのびのびとやってもらうようにしています。ただし、自由には、それと同時に大きな責任が伴うということも忘れてはいけません。自主性を尊重しながらも、救急医としての自覚や責任を身につけてもらえるようなバランスをとることも意識しながら指導しています。また、自分で自分の可能性を狭めないように、やる気を持って挑戦すればなんだってできると思ってもらえるようなチャンスや環境を提供できるように心がけています。

休日は充実していますか?

新型コロナの影響でなかなか思うように動けませんが、美味しいものを食べたり、家で映画を観たり、海を眺めたりして、できるだけリラックスするように心がけています。

未来の救急医へメッセージ

大変なことも多いですが、救急医はやりがいと責任に溢れる仕事です。また、自分から動けば、その活動範囲は無限に広がる専門科でもあります。やる気に溢れる若手の先生方が、友愛ERに研修に来ていただけると嬉しいです。