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院長からのメッセージ

友愛医療センター
院長

嵩下英次郎

臨床研修医の皆さんへ

友愛医療センターの研修医募集サイトをご覧いただき、どうもありがとうございます。

当院の目指す初期研修医教育は、「医師の基本となるジェネラルマインドを持った医師を責任を持って育てる」ことです。沖縄の研修医教育の歴史は古く、60年近く前から行われています。

私ごとですが、三十数年前、大学同級生の95%以上が大学に残る時代に、沖縄での研修を受けたくて沖縄の地に足を踏み入れました。源氏物語に由来する「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。最初に経験した体験がその後の人生にも影響を及ぼすという意味で捉えると、私にとっての初期研修は自分のその後の医師人生を決定づけたと言えます。少し大袈裟かもしれませんが、我々は初期研修とは研修医の医師人生を左右するものと考え、毎週行われる研修に関しての会議では、「研修医のための研修になっているのか」を軸に、決してぶれないように常に話し合いを行い、より良いものに改善し続けています。

当院の研修は「目の前の患者さんを助けることができる医師」「将来的に各分野の専門家になろうとも、いざとなったらジェネラル対応ができる医師」を目指す人に特におすすめします。1年目から積極的に患者診療に当たってもらい実経験を増やし、それに加えGoogle classroomを用いた症例の共有、年間100件を超えるさまざまな講義やシミュレーションを準備しております。私は外科の教育を担当しており、私が受け持っているのは、外科救急の講義を年6回、JATECに則ったシミュレーション実習を年3回、豚の胸壁を使ったより実践に近い胸腔チューブ挿入実技・豚の喉頭を使った緊急気管切開実習を年2回行っています。内科の講義も盛りだくさんです。また群星沖縄(むりぶしおきなわ)による米国医師の教育回診もあり非常に勉強になります。

最後に当院を簡単に紹介させていただきます。友愛医療センターは病床数388床、2020年に新築し旧豊見城中央病院から急性期分野を機能移転しました。立地は那覇空港から車で15分と非常にアクセスの良い場所に位置します。2004より研修医の受け入れを開始し、毎年多くの初期研修医に来ていただいています。私は海外県外も含む多数の病院で働いてきましたが、当院のスタッフは研修医教育に熱心かつ丁寧な人が非常に多いと思います。研修医一人ひとりの個性を尊重しながらも、しっかりポイントをおさえて指導しているという印象です。

38の診療科で医師数は研修医も含め160人ほどで、研修指導医は60名以上と充実した指導体制であり,さまざまな疾患の診療を経験できます。また当院は病床数に対する全身麻酔手術の件数が多く、豊富な手術実績を誇る高度急性期病院です。

当院の共通認識である「研修医のための研修」をみんなで試行錯誤しながら発展させましょう。お待ちしています。最近の学会発表で受賞したケースを紹介し、私の挨拶とさせていただきます。

友愛医療センター 院長 嵩下英次郎


  • 2024年6月 第136回沖縄県医師会医学会総会 優秀賞(当院研修医1名)
  • 2024年4月 AAEM(American Academy of Emergency Medicine Scientific Assembly):米国救急医学会会議 トップポスター賞 2位(当院研修医1名)
  • 2024年4月 医学生・研修医・専攻医の日本内科学会ことはじめ2024東京
  • 優秀演題賞(当院専攻医1名、当院研修医2名)、優秀指導者賞(当院指導医2名)
  • 2023年4月 第120回日本内科学会講演会 医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ2023東京 優秀演題賞(当院専攻医1名)、優秀指導賞(当院指導医1名)
  • 2023年3月 第6回RESIDENT CHAMPIONSHIP「レジ王」 優勝(当院研修医所属チーム)
  • 2022年12月 第1回群星沖縄アカデミア大会 最優秀賞(友愛医療センター)
  • 2022年12月 第133回沖縄県医師会医学会総会 最優秀賞(当院研修医2名)
  • 2022年4月 AAEM(American Academy of Emergency Medicine Scientific Assembly):米国救急医学会会議 最優秀賞(当院研修医、救急指導医)