2023年02月18日

No.16 内科専攻医 仁藤寛文先生インタビュー

専攻医になって、初期研修医の比べて大きな違いは何ですか?

内科専攻医になると、初期研修の頃に比べるとできる仕事が増えて自分が主治医となって診療することになります。単純に仕事量が増えて、個人的には責任感も初期研修医の頃に比べると重く感じられるようになったと思います。自身の専門分野を決定する時期にもなるため、初期研修とは違って興味のある分野にどっぷりと浸かることができます。内科の多くの科を回って、初期研修の頃よりもさらにそれぞれの分野についての知識を深めることもできます。

シミュレーショントレーニング中

友愛医療センター内科専門研修の魅力はどこですか?

内科専門研修では院外研修が必須となっており、1年間は院外で研修を行うことになります。院外でみたこともない疾患に遭遇して、実力不足のためにヒヤリとする場面も経験するかもしれません。院外研修はこれまで初期研修で培ってきた実力を発揮できるチャンスでもあります。院外の研修病院は自ら選択でき、選択の幅も広いため希望があれば県外の病院での研修も可能となります。人によっては内科の枠に収まらず、救急外来やICUなども選択することができるなど、選択の幅がとても広いことが当院での内科研修の魅力であるように思います。また、院内において経験できる症例も豊富なためJ-Oslerの症例に困ることはありません。

友愛医療センター内科上級医の先生方の印象は?

友愛医療センターの内科上級医は皆優しくて、他科へのコンサルトもかなりしやすくてハードルも低いと思います。それぞれの科にアドバイザーもいて知識が豊富なため指導を受ける機会に恵まれると思います。飲み会が好きな先生方も多いため、お酒が好きな先生であればコロナ明けにはたくさん飲みに連れて行ってくれるはずです。

指導医による専攻医面談にて、進路相談中

サブスペシャリティに循環器内科を選んだ理由は?

私は初期研修医の頃は形成外科を志望していましたが、初期研修の2年間で循環器内科志望へ変わりました。形成外科の手術の幅広さと繊細さにあこがれていましたが、豊見城中央病院で2年間の研修を行う中で内科の面白さに目覚めました(笑)。色々悩みましたが、手技が好きだったことと、科の雰囲気と居心地の良さから最終的に循環器内科を選択することになりました。

後輩の先生方へメッセージ

内科専攻医になると仕事量が増えて、責任も増えてくるため仕事のやりがいを感じる反面、勤務による疲れを感じることも多いかと思います。後期研修をうまく乗り越えるためには仕事のメリハリが肝心です。休めるときにはきちんと休むことが大切かと思います。また、内科専攻医になると内科専門医取得のためにはJ-Oslerは避けては通れません。実際にやりはじめると分かりますが、普段の業務に加えてレポート作成を同時にやらなければならないため正直負担は大きいと思います。症例登録160件と病歴要約29件を作成することになりますが、計画的にコツコツやることが一番の近道となります。のんびり構えていると最後に泣きをみることになるため早めに仕上げておくことをお勧めします。

修了に向けて
頑張っています!!