2022年08月29日

No.03 外科指導医 安里昌哉先生インタビュー

今回のインタビューは、友愛医療センター外科専門研修プログラム指導医の安里先生です。中堅医師として日々の臨床はもちろん、若手医師の教育にも情熱を注いでいます。

安里先生ご自身が外科医を志した理由はなんですか?

私自身は、学生時代から初期研修医まで外科に全く興味がなく、はじめは患者さんの病歴や身体所見などから診断を行う内科の方に興味がありました。しかし、初期研修医の1年目に大量輸血を行いながら手術を行った多発外傷の症例に参加し救命できたことに衝撃を受け、外科に興味を持つようになりました。

友愛医療センター外科専門研修の魅力はどこですか?

心臓血管、呼吸器、乳腺、肝胆膵外科、上下部消化管、肝胆膵、腎移植、Acute care surgeryなど幅広い分野の症例を経験することができます。月曜日から金曜日まで毎日手術があり土曜日にも手術がある場合がしばしばあります。緊急手術も多く、救急外科医指導のもと手術適応、手術手技などを学ぶこともできます。各分野にスペシャリストの先生がいて、高度な知識および技術を身につけることができます。手術のみならず、抗がん剤治療、緩和治療も学ぶことができます。やる気次第でいくらでも学ぶことができます。

ちなみに当科のモットーは「明るく、楽しく」で、これも当科の大きな魅力の一つです。

若手医師を指導していく上で大切にしていることはありますか?

個々の性格やその時の力量を理解するよう努め、本人にとって何が必要か、またできていることは何かなどを適宜確認し、足りない部分は外科スタッフ皆で補いながら若手医師が有意義な研修を送れるような指導を心がけています。

休日は充実していますか?

休日は皆で話合って平等にとれるようにしています。今はコロナ禍で休日の外出は控えていますが、以前は家族で出かけたり、こどものクラブの試合の応援などに行ったりしていました。

未来の外科医へメッセージ

社会のニーズが多様化してきています。そのため、自分がどういう外科医になるのか、何を求められているのか、何ができるのか意識しながら日々、修練に励むとよいと思います。また、社会のニーズに対応するためにはチーム医療がとても大事になってくるので、チーム医療を意識した診療を行ってください。